栄養

今月のテーマは「えいよう」です。
いつも、ご愛顧をいただきましてありがとうございます。
新天皇が即位され、元号も“令和”になりました。59才のデビューで、日本の歴史上2番目の高齢での天皇即位ですが、長く象徴としての責務を果たされんことを願っています。
新元号の“令和”になって、今後も、日々の無添加食品の販売と健康法を書いた書籍の読書で得た知識で「どうすれば健康で長生きできるか」を考え、私も含めて、お客様の皆様と共に100才を目指す方策を提言したいと考えています。
先月は身体の構成物質である皮膚、内臓、脳、髪、爪、骨等はたんぱく質が主成分なので“食事でたんぱく質をシッカリ摂ろう”という主張を書きました。たんぱく質には大豆もありますが、プロテインスコアの高い肉や魚を適量食べて、身体をシッカリ作ろうという事です。
“たんぱく質をシッカリ摂ろう”というお便りを作成して発送した直後の日曜日は、前からお客様に誘われていた“生長の家”の講習会でした。ビデオ放映でしたが、教祖曰く“今、世界は人口が増加しており、世界中の10人に1人は飢えている。世界中の人がアメリカや日本の様に肉食をすると、食料がますます足りなくなる。肉1Kg作るには穀物が10Kg必要です。ノーミートの生活をしましょう。”という。私のお便り“たんぱく質を摂りましょう”とは正反対のお話です。
ところが、4月の末に、元気のない娘さんに悩んでおり、食養も勉強しておられるAさんが来店し“大橋さん、あの文章は良かった。早速、精神科医・藤川さんのウツを治す方法という本を買って、たんぱく質と鉄ミネラルを摂るようにしたら、娘は元気になって・・・・”と喜ばれました。
2,3年前の話ですが、90才に近いおじいちゃんが、南雲先生の“一日一食”に心酔し実行していました。当初はニコニコして調子が好いと言っていたのですが、半年くらいして、転んで寝込むようになりました。もともと小柄な方が一日一食で、さらに痩せてしまったのです。
栄養の栄は栄える、発展するという事で、養は、中国では羊(肉)を食べる事だそうです。
肉を食べて栄えるのが栄養の意味なのです。
下表は日本人の平均寿命です。
1950年 2017年
男性 58.0才 81.09才
女性 61.5才 84.26才
平均寿命は終戦後、急に伸びて、今も毎年0.1才位ずつ上昇しています。2016年の統計では男女を合わせた平均寿命はサンマリノの85.42才、香港の84.23才に次ぎ3位の83.98才です。
また、2016年の男女を合わせた健康寿命はシンガポール76.17才に次ぎ2位の74.81才です。
この間、食生活において何が変わったかと言いますと肉の消費が8gから83gへ、脂質が0gから27gへと変わっています。食の洋風化が、平均寿命、健康寿命を伸ばしているのです。
一方、更に寿命を伸ばすにはBMIが25以上のやや太り気味の方24%、BMIが18.4以下のやや低体重の方6.7%を減少させる、すなわち栄養の過不足を無くする努力をして、仕事は軽く、楽しくなるように、空気・河川・海を浄化して環境が良くなれば令和41年・新天皇の100才も、私たちの100才も楽勝になります。アメリカを見てください。世界の指導者・次期アメリカ大統領に手を上げているのは72才のわがままトランプ現大統領、そして民主党から手が上がっているのが76才のバイデン元副大統領です。双方とも政治力だけでなく、色気も旺盛のようです。どちらかが当選しても80才近くの世界指導者が出現するのです。負けるな!年寄り天国日本を目指しましょう。長い人生、極論に惑わされずに、少しずつ長生きの方策を皆さんと一緒に考えていきましょう。

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