セリアック病(グルテン過敏症)
グルテンに対する免疫反応が引き起こす自己免疫疾患で、腸の損傷を伴います。
セリアック病の患者は世界では0.5%から1%。アジアや日本では割と少なく0.1から0.3%と言われています。だから日本人では人数として12万人から36万人位の患者がおると推定されます。対策は小麦類を食べないことです。
日本ではグルテンフリーは有名ですが、セリアック病があまり広く認知されておらず、特に医師の間でも診断が遅れることが多いのが現状のようです。セリアック病の症状は、消化不良や腹痛、下痢などが一般的ですが、これらの症状が他の病気と似ているため、誤診されることが少なくありません。また、セリアック病は、血液検査や小腸の生検が必要となるため、診断には時間がかかります。だから、「グルテンフリーのパンが欲しい、麺が欲しい」という要望される方はいますが、「セリアック病です」というお客様を見たことは、まだ、ありません。
「世界でほぼ米と同等に食べられておる穀物・小麦類が身体の悪さをするの?」、「あなたの腸がおかしいのではないの?」「あなたの。睡眠が足りないのではないの?」と、当初考えていました。
しかし、続々と「小麦をやめると、お腹の調子がいいの」「頭がすっきりするの」という方が現れています。ユチューブでも、結構、「小麦を除くと調子がいい」という。話が出ていますので、小麦に対する静観は止めにして。グルテンフリーの品物を少しずつ入れることにしました。商品は、現在、玄米ビーフン、玄米パスタ、有機グルテンフリースパゲティ、米粉カレールー等です。
世界がグローバル化すると。食品もまた、グローバルになってきます。日本では小麦が不足です。ほとんどが輸入品になります。そして、科学技術は進歩し、食品の遺伝子組み換え、遺伝子編集が常態化します。種の壁を越えて、新種の生物を作りだしたり、持っている遺伝子を切り取ったりするのですから、生態系に思いがけない悪影響を与える可能性がないとも言えません。結果が表れるのはずっと先のことで、予測ができない段階です。
小麦に関しても。耐農薬性や耐乾燥性の小麦を作る国が出ております。無差別に輸入すると大変なことです。但し、あまり、むやみに、遺伝子組み換えや遺伝子編集に反対・反対となると、個人としても、日本の国としても、科学技術に対して後れを取り、最下層国民になる危険もあります。よく検討することが必要になります。
幸いにも日本では、遺伝子組み換え小麦(GM小麦)の栽培・商業流通は承認されていません。つまり、国内でGM小麦が通常の農地で栽培されているということはなく、また市場にGM小麦として輸入され、売られているものもないということです。でも、当店は、現在、できるだけ日本人が作った国産品を優先販売にしております。
皆様はグルテンフリーや遺伝子組み換えについて、どうお考えになっておられるのでしょうか?



コメント