桜沢如一

桜沢如一(1893~1966)という人がいました。「正食という玄米を中心とする粗食によって健康になる、難病でも治してしまう」ということを提唱し、普及した人です。このマクロビオテックという思想、人生観が世界に行き渡っています。アメリカがガンや糖尿病の慢性病に悩み、医療費削減策として、1997年に、議員立法されたマクガバン報告には次のようなことが書かれています。「最も健康的な食事が、日本食の麦ごはんや味噌汁、納豆、小魚、ヒジキ、切干し大根、漬物といった伝統的な和食です」と。その時の大統領ジミーカーターは納豆や味噌汁を愛用しています。また、ジョン・レノンやノーマンカインズら多くの人達に影響を与えています。

桜沢はスケールの大きな人物で、第2次世界大戦中は、スターリンに日米和平の直談判をする計画をしたり、アフリカで「熱帯性腫瘍」を治療していたシュバイツァー博士と対決し「文明が病気を作っている」と主張し、「玄米食が病気を治す」と、自分自身の身体で証明しました。

和の国というのは日本の国を意味します。かほん科の米を口にするのが日本の国なのです。すると、心は平和になります。桜沢は石塚左玄の食養理論に惹きつけられ、「食養論が単なる健康法ではなく、生き方の羅針盤であり、いのちの食を究めることが宇宙の真理にもつながるのだ」と思い至り、世界精神オリンピックを計画しました。

近所の幼稚園では昼食に玄米ご飯を食べています。玄米はビタミン、ミネラルが豊富なので身体も脳も活性化します。玄米食の子供が成長して、素晴らしい人間ができ、「霞が関から東京の霞ヶ関に通い、日本の中枢になるかも」と言う様な、空想的な夢が私の頭に充満します。

毎日の食事に、無農薬の玄米ご飯をお勧め致します。健康を維持・増進されたい方に、人生の意義を考えておられる方に、病気で悩んでおられる方に、100才を目指す年配者に、子供を健やかに育てたい方に・・玄米食をしていますと、幸せな夢がドンドンと膨らみ、実現できます。

マクロビオテック‥‥日本語ではマクロ=長い、ビオ=生命、テック=術ですから長生法あるいは長  生術でしょうか?         参考 桜沢如一。100年の夢。平野隆彰著 アートヴィレッジ発行

コメント