安全な有精卵

感染症のコロナ患者数がドーンと、減少してきました。ワクチン2回接種した人が9月9日時点で58.5%になり集団免疫がつくと言われる60%に近くなっています。少々の行き違いはありましたが日本人って、「マスクでもワクチンでも実行する時は徹底して実行する仲間である」と、日本人であることに誇りを感じました。

コロナ第5波が蔓延中に、政策説明が不足していることで人気が低下した菅義偉首相が突然、自民党総裁選に出馬しないと言明し、河野・岸田・高市・野田の4氏により自民党総裁選が争われ、岸田首相が9月30日に誕生しました。宏池会初代の池田勇人元総理にならい「所得倍増」を掲げたので人気が出ると思いきや、同時に、高額所得者や企業の余剰利益を低所得者に「分配」し、中間層の増加を図るという左派的な考えを述べたのが金融市場の不信を駆った様です。日経平均株価は3日間で1500円近く暴落しました。(ただ、ニューヨークダウも暴落していますので、外部要因にるもので岸田首相と無関係化もしれませんが‥‥)

一方、「分配」と対をなすのがアベノミクスに代表される「成長戦略」です。要旨を簡単に記します。日本の企業は、世界的にはある程度のレベルに達しているのですが、先進国に比較して、生産性が低い、だから給料が低い、経済も成長しない。成長させ、給料を上げるには、企業は研究開発に力を入れ、付加価値のある製品を作る事、政府は企業の研究開発を技術面と資金面で応援し、規制緩和を行い、自由競争を促進する、するとユニークな商品が出来、高額で販売でき、給料も上がりますと言う様な主張です。

商売を始めてから47年間、ずーっと卵を販売してきました。当初は山岸会の有精卵を問屋さんから仕入れました。1パック500円、1週間に1パック、お客様は1人です。その後、漢方の先生が購入して下さるようになり4パック位になりました。何とか、もっと拡販したいと考えていた頃、川越自然食さんと知り合いになり寄居の皆農塾の有精卵を分けていただきました。販売価格は10個入り380円になりお客様がついてきました。昭和60年頃から経済はバブル状態になり、連れて自然食品も卵も売れる様になります。養鶏を生活手段とする共同生活者の団体ヤマギシ会が大宮に販売所を構えたのを機に、再びヤマギシの有精卵を扱い始めました。1パック430円です。卵が大きく有精卵としては安いので、販売は好調でした。ところが、ヤマギシ会は「無所有一体」を生活信条としている為、入所者は財産を全部寄付して入るが、嫌になって退所する時は、何も返さないということが、問題になり、カルト集団ではないかと非難される様になりました。大宮の販売所が無くなったのを機に、ヤマギシ会の有精卵をやめて、問屋さん経由の安全卵に切り替えました。が、品質が悪く、自然食フエアで見つけた静岡県の「井指の安全卵」を続けていました。しかし、4年前、井指さんは養鶏を止めることになり、それを機に、当店の卵を一段とグレードアップするために、現在の三重・「地主共和国の有精卵」にしました。友愛の仲間の店は、大部分は、ここの有精卵を扱っています。日本で一番大きな有精卵業者で、国際認証も受けています。

本年の2月に週刊現代が「日本の卵は危ない」という記事を出しました。これは卵の現状について良く書かれていると思い、印刷機にべたつくのをはがしながら、200部、苦労して印刷しました。私は、この記事を読んで、放し飼いの鶏から生まれた有精卵は、ゼツタイに、沢山売れると思ったのですが、コピーと最初の1パックは出るのですが、続きません。味も良いし、国際認証を受けているという事で地主共和国の有精卵は素晴らしいと確信し、利幅も制限し、有精卵としては安く販売しているのですが(ちなみに当店の販売価格は1個45円、よつ葉会は1個73円)、スーパーの1個20円台の卵に比較し倍以上の値段になり、高いと言う判断になります。卵そのものは消化の良い良質のタンパク質なので、現代の生活では生活必需品の位置にありますが、有精卵という名称さえ知らない方も多く、また、名称を知っていても、値段を比較して買わない、買えないとなります。

普通にスーパーや共同購入で販売している卵はバタリーゲージの卵です。ニワトリが身動きできない産卵機械のようになっています。だから、トリは免疫機能が低下し、消化管機能も変化し、平飼いや放牧飼育に比較してサルモネラ感染のリスクが高くなります。また、狭い場所で3万羽、4万羽と沢山飼育するので病気が出ると大損害、薬を多用します。抗生物質の投与による抗生物質耐性菌のできたニワトリ集団になり、その卵を食べた人にも抗生物質耐性菌が移行し、人間の医療の妨げになります。

コロナウイルスも、災害が起きる気候変動も、農薬も、卵の抗生物質耐性菌も、目に見えない脅威です。コロナウイルスはワクチンと薬で抑えられそうな状況になってきました。気候変動は太陽の黒点変動説を考慮せず、脱炭素の方向性に世界中が向かっています。農薬の問題は政府も有機農業推進の方向に向かっています。だが、日本の卵は「現状の飼育方法を維持して欲しい」と広島の養鶏業者からワイロを受領した元農林水産大臣を止めさせただけで良いのでしょうか?現在、改革予定は無しです。

意識を変えれば、或いは収入が2倍になれば安全卵をお腹の中に入れる事ができるのか?分かりませんが、タマゴはさておき、皆さん!「元気で100才を目指しましょう!」何時も「100才を目指す」「100才を目指す」と唱えていると身体や心は自然に、100才の方向に向いてきます。