たんぱく質
平和な日本は、食料も豊富、労働は軽くなり平均寿命は延びました。健康で長生きが出来ましたら
人生の楽しみは倍増します。身体は毎日の食べ物でできています。食べ物をコントロールできれば
かなり、うまく健康体を維持することができます。
食べ物には、三大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質があります。食糧が豊富な現代はご飯・パン・ラーメンなどといった炭水化物(糖質)は摂れているが、たんぱく質は不足していると言われています。(厚生省の統計では足りていることになっているのですが‥‥)
人間の身体の成分は約60%が水分、20%がたんぱく質、残りの20%が脂質や炭水化物、無機質等です。この20%のたんぱく質が筋肉や内臓、皮膚、血管や血液、骨や歯、毛髪、神経等の
すべてを作る材料になっているのです。消化酵素なども半分はたんぱく質でできています。神経伝達物質や免疫にも関係しています。食べたたんぱく質は消化酵素によって分解され、アミノ酸になり、小腸で吸収され全身の細胞に送られ新しいたんぱく質の材料になります。このたんぱく質が身体の中で絶えず合成されたり、分解されたりしながらターンオーバー(入れ替わり)しております。
1日の必要量は成人男性で約60g、成人女性で約50gと言われ、毎日この分量以上摂るのが理想ですが、ご飯に豆腐が4,5切れの味噌汁、海苔、漬物では1食にたんぱく質が7g位しか取れません。紅鮭か目玉焼きを加えなければ1食で20gをクリアできません。
たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成され、このうち9種類は体内で作られなく必須アミノ酸と称されます。そして、鶏の卵はアミノ酸のバランスが一番好いと言われています。
たんぱく質が不足すると、筋肉が落ちます、肌が荒れます、髪のトラブルになります、免疫が低下します、身体が冷えます、だるくなります、疲れやすくなります。炭水化物(糖質)は不足してもエネルギーの基なのでたんぱく質や脂肪が代替えになりますがたんぱく質の代替えはありません。
“でも、そんなにたんぱく質を摂らなくとも昔の日本人はちゃんと生きてきたではないか”と考える方もいらっしゃると思いますが、昔の方の平均寿命は50才くらいなのです。今は100才以上の方が、日本全国で、約7万人もいるのです。分析科学が発達し、食べ物の栄養や必要量が段々と明確になっています。ご飯と味噌汁、漬物では栄養不足で、長生きができませんし、体力・知力が劣るため、国際競争に負けて先進国の奴隷状態になり下がる危険があります。だから、卵・魚・肉・大豆のタンパク質を摂る必要があるのです。
一時期、“卵を食べるとコレステロールが増えるから、なるべく食うな、食うなら1週間に2個以内にしろ”という事が常識でした。ところが最近は“卵はプロテインスコア100の良質なたんぱく質であり1日に2個以上卵を食べる人が70才、80才、90才でも元気だ”という事が常識になっています。
高血圧に関しても血液の粘度、血管の状態、腎臓の機能障害から来るもの等、原因のはっきりした高血圧もありますが、本態性高血圧と言って、減塩しても検査をしても原因がハッキリしない高血圧が多く“降圧剤の薬を使う前に、たんぱく質を摂る食事療法が好結果をもたらす”ということがネズミの実験で分かっています。薬よりたんぱく質の摂取なのです。少し前の新聞にも“低栄養妊婦の子が高血圧のなる”と書いてありました。(30年11.14読売夕刊)
大橋自然食には美味しくて安全な地養卵、たんぱく質は勿論摂れてカルシュウムも豊富な魚の缶詰
出所のしっかりした豚肉や牛肉、北海道の大地で無農薬・有機栽培した平譯さんの大豆、地元・越生で生産された美味しい豆腐類等、自慢の食品が揃っています。
しっかりとたんぱく質を摂って、健康で長生きの有意義な人生を送りましょう。
参考資料 医学常識はウソだらけ 三石 巌著 祥伝社
うつ(薬に頼らず治す方法)藤川徳美著 アチーブメント出版
私事ですが、鉄・VORとたんぱく質をシッカリ摂るようにしたところ、10日間位でジョギングが少し早くなり、体重が1㎏減少しました。
たんぱく質10g摂るには 卵で1.5個 シジミの水煮で64g 鶏レバーで64g
イワシで40g 豚肉赤身で41g 鶏モモ肉で58g
牛肉で41g 銀ザケで51g ゆで大豆で68g
木綿豆腐で2/3丁 ご飯で150g
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