畳で転ぶな!

赤ちゃんが生まれ“オギャー”と泣くとすぐにおっぱいをあげました。成長する子供の頃は新陳代謝が良いので日に何回も食事をとりました。そして、大人になっても、4,5十年前の仕事は肉体労働が多く、食料も豊富でなかったので、肥満の人はあまりいませんでした。農作業を主体とした手作業の労働が多く、家庭内の主婦の仕事・洗濯や掃除も殆ど、手作業でした。カロリー消費が多かったのです。

ところが、最近の仕事はサービス業が多く、手足や筋肉を使う仕事が少なく、カロリー消費も少なく、仕事時間は長いという事で、脳が疲れます。暑さ・寒さのストレスよりも人間関係や仕事の調整に時間が掛かり、能(脳)力が試され、押しつぶされそうになります。この仕事の成功報酬、あるいは疲れの慰めが、夜遅くの酒と食事になってきますと、肥満や生活習慣病の原因になります。

これを、うまくセーブして、定年退職された方が、当店の大部分のお客様、60代から80代です。折角、うまく世の中の荒波を乗り切って、定年退職まで順調だったのに、退職後、転んで寝込む方がいらっしゃいます。しかも、畳の上で転ぶのです。

海から陸上の生活をするようになった哺乳類は体内(腎臓)から塩が尿として出て行かない様にホルモンが副腎から分泌されています。このホルモンのお陰で、人は陸に暮らしながら塩分不足にならないのです。塩分不足になると、血液中の塩分濃度が下がり、身体がだるくなったり、ぼーっとしたり、食欲が落ち、吐いたりします。

高齢になってくると、体内の塩分欠乏を感知するセンサーの感度が落ち、ホルモンの分泌も落ち

塩分欠乏になり易くなります。塩を適量摂れば良いのですが、今は、相も変わらず減塩ムードです。高齢による食欲不振に加え、塩分低下による美味しさの減少が加わり、更に食欲が落ちます。

低栄養になり、筋肉が落ちます。転倒しやすくなります。だから、畳でも転ぶのです。

しかも、血中の塩分が不足して、頭はボーッとしていますので、転んだのも分からず、どこで、いつ骨折したかも分からないと言う様な状態になります。

勿論、むくみのある方や腎臓、心臓に障害のある方は減塩も必要ですが、齢をとったら、65才位を境として、減塩よりも、美味しく食べ、体力を維持することが必要ではないでしょうか。

塩気の補給としては、味噌、醤油、梅干し、梅酢、刻み生姜、昆布の佃煮等をご利用下さい。

当店の商品は、海の精に代表されるような自然塩を使用していますので、塩もまるごとのホール

フードです。マグネシュウムやリチュウム等の微量成分が適度に含まれており一つ一つの効能があります。まさに、食べるサプリメントです。

いい塩を摂って、高齢になっても元気に街中を闊歩したいものです。フレイルになるな!

参考  作田英成著 「老いを遅らせる食べ方」

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