食塩について

店主のコラム

精製塩は使うな!天然塩を摂ろう!

日本は昔から塩は塩田で作っていました。太平洋戦争後、塩は国の管理・専売になりました。
専売公社は昭和40年頃から、イオン交換膜による工業的な製塩法を確立しました。ニガリ分のないNACL99.99%の純粋塩です。1971年、塩田を禁止にしました。理由は、塩生産の効率化ですが、隠れた理由としては、当時、工業や生活が急速に発展し、海が工場排水や生活排水で汚され、油膜、化学物質の混入もあり、塩田塩の異臭も問題になった為です。塩田禁止当初は、精製塩は安い塩なので、食品関係ばかりでなく、化学肥料会社やソーダ―会社、建設会社、道路会社等、皆が喜びました。

ところが、しばらくすると「にがり分のない化学塩で調理すると料理が美味しくない、健康に良くない」という意見が出てきました。すったもんだの末、 1997年に専売法は廃止され、申請すれば、誰でも塩が作れるようになりました。天然塩の第1号が「海の精」です。
今は、アメリカも中国も日本も、ほとんどの人たちが精製塩を使っております。
だが、フランス、イタリア、スペイン、インド、パキスタンなどでは、天然塩の使用が文化的にも根付いており、比較的多く使われています。
日本や他の国でも、健康志向や料理のこだわりから天然塩を選ぶ人が増えている傾向があります。

何故、天然塩を使った方が良いのでしょうか?

海の魚を、精製塩と天然塩で養殖してください。
精製塩と天然塩では、養殖の結果に違いが出ます。
特に、魚の健康・成長・ストレス耐性・免疫力において、天然塩(またはミネラルを含む塩)の方が有利になるのです。
人間と魚は違うとおっしゃいますが、人間は元々、海から陸に上がった生物です。その証拠に、人間の赤ちゃんは卵と虫が合体して、羊水というお母さんの海水の中で、10カ月間も生活しています。その羊水の大部分が精製塩の海水になっているのです。だから、精製塩で飼った魚と同じで、うまく成長しない。医療を必要とする新生児がじわじわと増加しているのです。

また、魚のストレス耐性減少ということに注目してください。今、日本には630万人位の精神疾患者がいます。ストレスに弱い人たちです。眠れない人、心配性が多い人、ウツになった人、引きこもった人達を治療と称して、精神薬を与え続けているのです。そして、引き返せない廃人状態にしているのです。630万人、日本人口の20人に一人です。正常そうな私達が、たまたま、精神病にならなかったのは、ストレスにちょつと強かっただけなのです。

自然の生物は私達に生き方を教えてくれます。

日本では農薬などの自然環境の悪化で、トキは絶滅しましたが、中国から貰った「つがいの2羽」を佐渡で、無農薬の環境で飼育したところ、今では700羽以上になりました。兵庫県のコウノトリも環境を変えて増加しています。

海水魚の飼育も精製塩+水では、うまく育てられません。精製塩+ミネラル(カルシウムやマグネシウム等)の海水で育てると、うまく育ちます。私たちも、分かる範囲で、自然生物の、良いところを学びましょう。農薬のない、お米を食べると、トキと同じように、少子化が防げます。ミネラルの多い自然塩を使うとストレスにも強く、健康な身体になります。

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