中高年になって気になる病気には認知症と脳梗塞があります。いずれも、血液に関係する病気ですが、認知症の場合は、一番多いのはアルツハイマー型認知症で、アミロイドベータ―という異常なたんぱく質が脳にたまり、脳の神経細胞が減少してきます。その期間は20年間もありますので、突然認知症になる訳ではありません。認知症は、認知の判断が徐々に遅れてくるという症状で、症状が現れるまでの期間が長いので、病気ではないという専門家もおります。
ところが、脳梗塞は突然に発症し、重症になるのです。しかも、就寝中が多く、アッという間に、天国に召されたり、手足が動きづらくなったり、言葉がまわらなくなったりします。原因は血栓というドロドロした血液の塊が脳の毛細血管を詰まらせるからです。サラサラの血液がしなやかな血管を流れれば良いのです。一般的には、運動と食生活で予防できると言われています。
運動は、過激な運動ではなく、散歩程度の身体を動かす軽い運動を、30分程度、週に3~4回すればよいようです。すると、血液の循環が良くなり、血管がしなやかになります。足の筋肉が鍛えられ、重力で足に下がった血液が心臓に戻りやすくなります。できれば、毎日、歩きたいものです。
食生活のおススメの一つは青みの魚を食べましょう。サバやサンマ、イワシです。青みの魚の脂、EPAやDHAは血液がサラサラになり、タンパク質はしなやかな血管の材料になります。二つ目は抗酸化作用のある緑黄野菜の摂取です。ブロッコリー、小松菜、人参、カボチャ、玉ねぎなどをせっせと食べましょう。三つ目は納豆を食べましょう。大豆のたんぱく質と、納豆のネバネバ成分・納豆キナーゼを摂りましょう。コーヒーやココアも良い作用があるのですが、一緒に摂る砂糖が反作用になります。酒も一瞬は血流が良くなりますが、脳や身体をマヒさせる成分の方が多いようです。タバコは論外です。
脳梗塞予防にとって納豆は最高です。納豆のネバネバ成分・納豆キナーゼが血栓を溶かす作用があるのです。食品で血栓を溶かす作用があるのは納豆だけです。納豆のネバネバが嫌い、ニオイが嫌いという方には「トーカス10」という納豆キナーゼのサプリがあります。納豆キナーゼはいろんな会社から発売されていますが、遺伝子組み換えのない国産大豆を使った製品を、選びましょう。お休み前に2粒飲めば「突然死」を免れることが出来るのです。60代以上を見渡せば、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓、足の静脈瘤を患わった方が沢山おられるのです。発症してからでは遅いのです。予防しましょう。また、上記の運動と食生活のおススメは認知症の予防にもなります。
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