癌について考えてみました

店主のコラム

進化は情報伝達エラーがもとになる

情報伝達エラーの細胞は、進化の細胞だと考えられます。
環境に適応するように生物は進化すると進化論のダーウィンから学びました。
では、進化の素になるのはなんでしょうか?
陸の生活に順応したいという目的があるから、陸上生物に進化したのでしょうか?
空を飛びたいと思ったから、翼のある生物に進化したのでしょうか?
特定の目的があって進化したわけではないと思います。
身体や能力が、何かのきっかけで変化していったのだと考えます。
きっかけは、なんでしょう?
細胞分裂、DNAの情報伝達エラーが変化をもたらすものです。
情報伝達エラーの細胞群により環境に適応した細胞が生き残ります。
生き残れなかった適応外の細胞は絶滅します。
生物は情報伝達エラーをくり返し発生させ、上手くいったら生き残れるという構図です。
「結果として環境に適応」=(つまりは)進化した といえるのでしょう。
乱暴に言えば、細胞分裂時にエラーが発生することで生物の進化になるといえます。
生物のエラーの試行錯誤の結果によって身体や能力などが変化し進化となります。
生物自体が目的を持って進化していったのではなく、情報伝達エラーで変化した状態で生き残ったので進化となった、と考えると自然な感じがします。
神が(熱・気体組成・気圧・放射性物質などによる)環境の変化に対応するために、情報伝達エラーを細胞やDNAに組み込んだような気がします。
情報伝達エラーは、いろいろな変化をもたらします。
病気に強くなる、筋力が強くなる、脳が発達する、寒いところで生活できる・・・
逃げ足が速くなる、空が飛べる、色が変わる、柔らかくなる、硬くなる・・・
敏感になる、鈍感になる、集中力が増す、考えが広がる、繰り返しに強くなる・・・
からだや脳、神経、内蔵などさまざまな部位で変化が常に起こってきます。
私たちが生を受け、この世で生活を続けている間、私たちの体の中では休むことなく細胞、DNA,遺伝子の情報伝達現象(細胞分裂など)が行われています。
つまり、それにともない情報伝達エラーも発生しています。
エラーが原因で特性が変化した細胞が新たにできる可能性があります。
菌に強くなる細胞が生まれているかもしれません、
血液循環がよくなるような細胞が生まれているかもしれません、
皮膚が強くなる細胞が生まれているかもしれません、
足が速くなるような細胞が生まれているかもしれません、
歌が上手くなるような細胞が生まれているかもしれません、
情報伝達エラーで授かる恩恵は可能性は無限大に広がります。
でも、いいことばかりではありません。
身体が弱くなることだって、
精神面で弱くなることだって、
脳の活動が弱くなることだってあり得ます。
弱くなることで、種の保存が継続することになることもあるでしょう。
弱くなることで、淘汰されることもあるでしょう。
変化はどのように転ぶのか、わかりません。

癌も情報伝達エラーの一つ

情報伝達エラーによる細胞に「がん細胞」も含まれます。
情報伝達エラーは頻繁に起きています。
なので「がん細胞」も、時々発生しているようです。
がん細胞が発生したら、すぐに癌になるのでしょうか?
そんなことは無いでしょう。
たとえ1つのがん細胞ができたとしても、病気としての「癌」になるのでしょうか?
そんなことはありません。
がん細胞が細胞分裂をしていき、がん細胞の固まりになり、身体に悪影響を及ぼします。
1つ・2つのがん細胞では、悪さをしません。
固まると悪い集団になります。
ひとりでは何も出来ない弱い奴らでも、集団になるととたんに悪さをするのが「がん細胞」です。
だから、固まりになる前に「がん細胞」を退治すればいいのです。

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